[間人・天橋立〜蟹三昧〜]

2000.12.31.〜2002.1.1.、2001.12.31.〜2002.1.1.


二年続けて真冬の丹後半島へ行くなんて…。
自分でも思ってもみなかったよ、本当に。
でも、寒いところが嫌いな私が「行く!」と言うには大きな理由があるのです。
すなわち「蟹」である。
もともとそんなに蟹が好きって訳じゃない私をこんなにも夢中にさせたのが、知る人は知るという
【間人蟹】
ちなみに間人と書いて、[たいざ]と読みます。
聖徳太子の生母・間人皇后(はしひとこうごう)にちなんでつけられた名前とかで、旅館の近くの海岸には銅像も建っていました。
はしひと、とそのままの名前にしないのは、高貴なお方のお名前なので避けるという習慣が古代からあったためです。

「まだふみもみず あまのはしだて」

有名なこの歌のように、交通機関の発達した今でも遠い遠いと思っている丹後半島だが、古代人にとっては私たちが思うより遥かに近い存在なのかもしれませんね。
さて、その間人。
ここで獲れる蟹を「間人蟹」と言います。
松葉蟹の一種で、シーズンは11月から。ただし12月にはいると海が荒れて獲れない日も多い。(すなわち、貴重品である)
おまけに日を変えては売らない、という蟹なので遠方には勿論出荷しない。(つまり、とんでもなく貴重品である)
つまり関西圏に住んでいても、なかなかお口に入らないシロモノなのでありました。
お値段もなかなか…というより凄いです、ハイ。
これが、この間人蟹をフルコースで食べられる!というので年末の寒い時に、この寒さ嫌いの私が、わざわざ列車に揺られて出かけてゆくのです。
それぐらい、まぁ、入れ込んだわけ。年に一度の大贅沢…まさしくそのものでありました。

旅館は昔の網元の家を改造したもので太い柱や梁が健在、天井もずいぶん高くて広々した気分になります。
その一方で、バーにもなる喫茶室は和・洋折衷のおしゃれな作りでいい味を出しています。ここで今晩食する間人蟹と初対面するわけです。(写真参考)
間人蟹だけのコース、間人蟹とフツーの松葉蟹のミックスコース、松葉蟹のコースの3種類のコースがありますが、どうせ食するならば、やはり一番の間人蟹だろう…って訳で、震える声で間人蟹を予約するわけですが、そのときちょっぴり得意な気持ちになるのはどうしようもない。
そして、普段は高いと思うはずの松葉蟹がここではずいぶんお安く見えてしまうのでありました。(価格破壊を起こしてます)
しかし、並みのお値段ではないので、1泊が限界。
あ〜宝くじが当たったら、2泊しよう!と心に誓って帰途に着く私たちでありました。
トンビのポテトチップス争奪戦 帰りのJRの都合で、いつも天橋立で数時間過ごすことになります。
何しろここぐらいしか、時間をつぶせるところはない(笑)正月早々だしね。
ちょうど文殊菩薩様がご本尊のありがたいお寺があることだし、正月早々知恵を頂いて帰ることにしておりました。
ここは松島・宮島とならんで日本三景の一つ。しかし他の2箇所同様、ここも松林もずいぶん傷んでいます。
冬でも海辺にはウミネコや観光客目当ての野良猫など、いろんな生き物がたくさん見られるのですが、写真のトンビもそのうちのひとつ。
なんと観光客がウミネコに投げていたポテトチップスを、上空からとんでもない勢いで下降したかと思うと、さっと横取りして上昇してゆきました。
す、凄すぎる…というか、こんなに間近でトンビの捕食(?)を見ていいのか?
しかもポテトチップス…。
やはり、人間が悪いんだろうなぁ。



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