山で育った木を、筏に組んで下流の町に運んだ生活の手段が、
今では観光客を乗せて急流を下る名所となっています。
私と友人が訪れたのはもう10年以上も前のことですが、今でもあの夏の日のことははっきりと覚えています。
全行程5時間以上掛けての急流の旅で、自然の大きさと優しさをたっぷりと感じることが出来ました。
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そこからマイクロバスに揺られて峠を越えて……
片目に深い崖を観ながら、漸くたどり着いたのが急流くだりの出発点。
小さな村では急流下りの記念品を細々と販売していました。
私たちが買ったのは、滑る丸太にしっかりと踏ん張るための藁ぞうり…約千円也。
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藁ぞうりを買っといてよかったね、と友人とうなづ行き会いました。
両岸は絶壁、頭上はるかに吊橋。
聞こえるのは筏が水を切る音と、耳元を通り過ぎる風の音。
素晴らしい自然の営みです。
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水の色も、泡立ちが消え、深い暗緑色に。
釣り人の姿も見え始め、残念ながら終点はもうすぐのようです。
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三重県と和歌山県と奈良県にはさまれた地です。
三県にまたがって立つ、瀞ホテルが崖の上に見えました。
ここで筏を降りて、ジェット船で下流の町へ向かいます。
そこはもう和歌山です。